遠く離れた、アメリカ・ワシントンD.Cのポトマック川に荒川の「五色桜」があるこ とをご存知ですか。
海を渡り、里帰りした荒川の五色桜
明治45年、日本とアメリカの友好の印に、荒川の桜(大阪・伊丹で育てられた台木に 東京の荒川堤の「五色桜」を穂木として接ぎ木したもの)が首都ワシントンD.Cに贈られ ることになり、約3,000本のサクラがポトマック川のほとりに植えられました。
一方、荒 川の桜は、1947(昭和22)年放水路の工事や戦争などで全滅し、そこで今度は植えられ たポトマック川の桜が日本に里帰りすることになりました。
1952(昭和27)年、足立区区政20周年記念に取り組まれた際にはうまく育ちませんでした が、1980(昭和55)年に再度チャレンジし、接ぎ木して増やされた桜が都市農業公園に植樹されました。
翌年には、 建設省(現 国土交通省)の桜づつみモデル事業として、鹿浜橋緑地にも植樹され、1991(平成3)年には第3回目の 里帰りが実現し、次々と荒川沿いに植えられていきました。
そして、桜の縁がつながり、1995(平成7)年、ポトマック川と荒川の姉妹河川提携の調印式が行われました。
1 : 海外の反応
知ってた？
日本からアメリカに寄贈された桜を、1952年に日本に切って送り帰したことがあるんだって。
第二次世界大戦とかが原因で日本のその桜が激減しちゃったかららしい。
2 : 海外の反応
同じことがシラーブドウでも起こったよね。
フランスのブドウが1860年代の疫病流行で全滅しちゃった時、オーストラリアのブドウがフランスに輸送された。
だから南オーストラリアは、シラーブドウを最も古くから継続して生産してるんだ。
3 : 海外の反応
コリングウット(チェリー)・イングラムが思い起こされるな。
阿部菜穂子さんが書いた本の英訳版”Sakura Obsession”でこの人の人生が描かれてるんだけど、本当に素晴らしい本だったよ。
彼は、日本の桜に魅せられ、日本で絶滅しつつあった桜の品種の保護活動に熱心に取り組んだ人なんだ。
日本で失われそうな品種の桜を自分の裏庭で育てて、それを切ってアメリカや日本に寄贈していたんだよ。
とっても面白いノンフィクションの本だったから、みんなも是非読んでみてよ。
チェリー・イングラム――日本の桜を救ったイギリス人
大英帝国の末期に生きた園芸家が遠路訪れた日本で目にしたのは、明治以後の急速な近代化と画一的な「染井吉野」の席巻で、多種多様な桜が消えようとする姿だった。
「日本の大切な桜が危ない!」意を決した彼はある行動に出た――。
日本の桜の恩人であり、今につながる「桜ブーム」をイギリスに起こしたその稀有な生涯を描く。
4 : 海外の反応
>>3
チェリー・イングラムのことを知ってる人がいてとっても嬉しいよ。
彼について書かれたその本は本当に素晴らしかった。
全ての人にオススメしたいよ。
5 : 海外の反応
>>3
俺の記憶が正しければ、40年前くらいにひいばあちゃんの家に彼の家から受け継いだ桜の木があったと思う。
6 : 海外の反応
WWⅡ後、こんなにも早くアメリカと日本の関係が普通に戻ったとは知らなかった。
アメリカはもう30年もイラクを攻撃してるし、1991年に湾岸戦争が始まったのをはっきり覚えてる。
その時4歳だった娘も今は25歳だ。
はぁ、俺も歳をとったもんだな。
7 : 海外の反応
>>6
終戦後すぐにアメリカが日本を統治したし、両者とも2国間の関係を再構築して早く復興したいという目的が合致してたからね。
俺も湾岸戦争をニュースで見てたのを覚えてるよ。
月日が流れるのははやいね。
8 : 海外の反応
第二次世界大戦中、ナチス侵略から逃げてきたオランダの女王達をカナダが保護したことへの感謝として、オランダは毎年チューリップをカナダに寄贈してるらしいよ。
9 : 海外の反応
僕が住んでる町にはメインストリートの脇や堤防に紅葉(Japanese maple)が植えられていたらしいんだけど、戦争が始まってから、その名前が原因で住民達が全部切り倒してしまったんだって。
10 : 海外の反応
>>9
それは悲しいね。
僕は紅葉が大好き！祖母が育ててたんだよね。
でも祖母の家を売った後、新しいオーナーが紅葉を切り倒してた。
あぁ、移植すればよかったなー！
10 : 海外の反応
トランプはこのこと知ってるのかな？
彼ならあげた桜を返せって言い出しそう。
11 : 海外の反応
みんな、日本に行く時は桜の季節を狙って！
最高に美しいから。
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